
日帰り白内障手術について
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日帰り白内障手術について
[2020/11/12]

当院では毎週火曜日の午後に日帰り白内障手術をおこなっています。
ここ十数年の麻酔や手術術式の進歩により、手術は日帰りで、また麻酔時や手術中はもちろん、手術後も強い痛みを感じることはありません。 また、手術後すぐに帰宅できますので、食生活や環境の変化がなく、翌日から普段の生活リズムを営めるので、多くの患者様から喜んでいただいています。
日帰り白内障手術Q&A
・いつごろ手術するの?
手術の時期は生活に不自由を感じたときであり、あまり進行すると手術が難しくなります。視力が0.2の人でも不自由がなければ手術の必要がありませんし、1.0でも不便を感じていて手術で改善する見込みがある方には手術をお勧めしています。
また、めがね無しの視力が極度に弱い強度近視や遠視の方は、手術によってめがね無しの視力を上げることができます。日常生活に不便を感じるようになった時点で手術を検討するのが一般的です。普通運転免許の更新や老眼鏡を使っても新聞の細かい記事が読みづらいといった症状が一つの目安になるでしょう。
・手術は痛くないの?
強力な目薬の麻酔や他の麻酔を合わせて行いますので、これまで麻酔時、手術中とも「痛い」と言われた事はほとんどありません。
・費用はどれくらいかかるの?
1割負担の方で片眼約16,000円、3割負担の方で片眼約48,000円となります。入院費用がかからない分低コストです。
・どれくらいで帰れるの?
手術室に入ってから心電図の取り付けや目の消毒等を行いますが、手術室入室から退室までは20-25分程度です。退室後はすぐにお帰りになれますが、術前に瞳を開く目薬をしますので、来院から帰院まで平均在院時間は1時間半から2
時間程度です。
・術後に注意することは?
1.目を絶対にこすったり押したりしないこと、2.目薬を指示通りに点眼すること、3.異常を感じたらすぐに受診することです。一番怖い術後合併症は「術後眼内炎(感染症)」です。確率は2000分の1と言われておりますが、その場合は早期(可能なら24時間以内)の対応が必要です。当院では、手術後の患者様全員に医師と連絡をお取りいただける緊急電話番号をご案内しています。
・白内障手術後、いつごろから仕事ができますか?
手術当日および翌日は、車での来院はできませんし(翌日眼帯をはずします)、なるべくお仕事はお休みしてください。できれば手術日(火曜)から木曜日の診察時まではできるだけご自宅でゆっくりしていたほうが良いと思います。その後のお仕事は内容にもよりますので院長と相談ください。
・通院スケジュールは?
火曜日午後:手術して帰宅
↓
術翌日(水曜):眼帯はずして診察
↓
術後2日目(木曜):視力検査、診察
(通常このタイミングで、洗顔や洗髪、入浴がOKとなります)
↓
その後経過に応じて約1週間後、2週間後、1ヵ月後、2ヵ月後と診察
・後発白内障とは何ですか?
手術してからしばらくはよく見えていても、何カ月か何年かしてから、まるで白内障になったかのようにかすみや視力低下が起こることがあります。これは、手術の時に残しておいた水晶体の後ろの膜が濁ってくるものです。後発白内障は、外来でのレーザー治療を一度だけ行えば、視力はすぐに回復し通常再発することはありません。
・その他
予約待ちは通常約1−2ヶ月ですが、運転免許や緑内障発作予防目的の場合は早期に手術します。多焦点眼内レンズについては保険適応外ですので、ご希望の方は院長までお知らせください。
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